2019年9月21日土曜日

b:Reporter の実装が Mac と Win で違う

Word の文献管理の仕組みで、SourceType の1つに Case (訴訟情報) がある。これのフィールドの1つが b:Reporter で、なぜか「記者」と訳されている。 しかし、これは判例集 (例えば『判例時報』) のはずである。

仕様を読み直しているが、表面的な実装も確認してみた:

確かめてみて、目を疑った。そこで、Mac だけでなく Win でも確認。 Win は記憶通りに文字列。

余裕ができたら、Mac と Win の主要スタイルでの XSLT の違いを確認しよう。

法学での判例引用は、それぞれに特別なルールがあるので、たぶんこのあたりを使っている人は、ほとんどいないので、実害はないはずだが、 なぜ、こんなことになっているのだろう。

2019年9月20日金曜日

b:SourceType の値

Wordの文献管理機能について調べ直していくためのメモ。 以前に書き溜めていたサイトが遡りにくくなってきたので、こちらでまとめ直す。 しばらくは実際に解析する余裕がないので、仕様から。 ただし、実装が仕様通りでないのは、言うまでもない。

今回はb:SourceType の値に使うもの。 この部分に限らず、日本語から何なのかを推測するのが難しい。

[ECMA-376-1:2016] Office Open XML File Formats — Fundamentals and Markup Language Reference (October 2016) pp.3783-3784 をもとに作成。

Source Type
Enumeration Value Description 日本語名 実際には何かの推測
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