ラテン語の -ficare "○○化する"は、 フランス語を経由して、-fy という形になるのが普通であるが、 少数の動詞は、-ficate という形もある。 それどころか、-ficate の方が普通であるものもある。
EPWING版の『リーダーズ+プラス』から検索で出てきたのは、 pacificate (pacify に同じ), pontificate ("大祭司として儀式をする"; pontify なし), nidificate ("巣を作る"; nidify も記載あり), caprificate ("イチジクを受粉させる"; caprify なし), certificate ("証明書を与える"; certify は別項目) である。
OEDでは、caprify が obsolete で、caprificate が無印であるが、 英米の大学に絞って Google で検索をすると、caprify がかなり多い。 nidify と nidificate は両者とも OED にあり、nidify が多い。 OED に pontify は稀とあり、Google でも pontificate に比べて少ない。
certificate と certify には使い分けがあるようだ。 コロケーションがかなり違う。 そのうえ、ややこしいことに 少なくともアメリカでは certified teacher と certificated teacherが違う ことがあるようだ。 certified teacher は必ずしも certificate を持っていない。
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