2013年7月4日木曜日

構文という考え方が好きではない

構文文法 construction grammar が実は好きではない。 他の単語や文脈がなければ構文が決められないことがあるからである。

(1)a. うち豆を作るために、豆を薄く叩いた。
   b. 血色を良く見せようと、紅を薄く叩いた。
   c. 不機嫌だったので掲示板で、論客たちを薄く叩いた。

この中で、いわゆる結果構文なのは a. のみである。 「薄く叩く」という部分からは決められない。 どの構文に属するかが意味により決定するのであれば、 〈単語の意味からだけでは意味が分からない〉という理由で 構文の必要性が主張できるのだろうか。

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