2013年6月21日金曜日

2拍+1拍と中高型の忌避

複合語とアクセント、連濁の関係で、ずっと悩んでいるわけである。

後半 1拍でわりときれいにアクセントが決まるものとして、 人名の「〜子」がある。 前半が 1拍「リ子」HL、2拍「サト子」HLL、 3拍「サクラ子」LHHL のようになる。 4拍以上の実例は知らないがふざけて作るようなものでは、 LHH...HL になる。

ここで問題なのは、2拍+1拍(合計 3拍)のときのみ、 アクセント位置が1つ目にずれていることである。 これは東京アクセントにおいて、 金田一語類3拍名詞 3類、5類のLHL がHLL に移行していることと 関係があると思う。

なお、人名以外の場合、「〜子」で連濁するものがある。 人名の「ミドリコ」も"嬰児"「ミドリゴ」も LHHL で アクセントは同じだ。 前半2拍では「タマゴ」が中高 LHL か平板、 「フタゴ」や「ダンゴ」が平板になっている。 ただし、 「ウジコ」や「ウリコ」も平板である。

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