「ふたたび」は『新明解』(第7版)で "同じ事がもう一度繰り返される様子" と定義されているが、繰り返しがない場合でも使うことができる。 例えば、次のようにである
ヨーロッパは、経済危機によりふたたび 分裂しようとしている。
動詞が有界(telic)で、終了すると状態が変わる場合に使える。 結果としてなるような状態から始め、そうでなくなり、またそうなる ときに使える。 上の例では、分裂した結果と同じように分かれているところから始まるので、 使える。 「登る」のような場合でも、そういう文脈を入れれば使える。
Aさんは○○山で生まれ、下界を知らずに育った。 大人になり、山を下ったが、平野の生活にすっかり飽いた。 そして、彼はふたたび ○○山に登った。
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