;; コニー・フランシスは関係ない。
僕たちが扱う規則には、いろいろなレベルがあるよねという話。 交通規則で譬えてみる。
守らなければいけないと思われているのは:
(1) 歩行者用信号の青が点滅しているなら、 「歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、速やかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならない」。 (「道路交通法施行令」昭和35年政令第270号、平成27年政令第421号、第2条)
実際にほとんどの人がやっているのは:
(2) 歩行者用信号の青が点滅しているなら、 急いで渡り始めるし、横断しているなら渡ってしまう。
けれども(1)(2)の下のレベルに守ろうとする意識すらないものがある:
(3) 渡っても支障がないときに、歩きか走りで渡る。
さらにヒトとして破りようがないものがある:
(4) 渡るときには地上を移動する。
言語学で扱う規則は(2)、(3)、(4)のレベルのものなのだけど、 分野外の人は(1)のレベルの話をなぜか求めてくる。
0 件のコメント:
コメントを投稿