2024年1月28日日曜日

関数と従属変数 (スラド日記 2017-11-17)

 明治前半の教科書では、今の従属変数が「函数」。Churhは米陸軍士官学校の教官。

若くは彼此二変数あり、 彼数自らを変じて大と成り、或は小と成れば、 此数も亦随て其大小を変ずるときは、 此数を彼数の函数と 其彼数を自変数[或は単に変数]名く、[平仮名新漢字に]

1920年代の田辺元(哲学者)のは、もっと現代的。

一の変数xが其領域の値を取る時、 其如何なる値に対しても他の変数yの一又は数個の値が一定の法則に由って定められる時其法則を函数と称し、 yxの函数であるといふのである。 此場合自変数(独立変数)xも従変数(従属変数)yも有せず、 函数とは畢竟ラッセルの所謂「系列の双関関係」(Correlation of series)に過ぎない。[新漢字に]

概念が変わっても、表現が変わってない。

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