2024年1月28日日曜日

英語、文字足りてない感 (スラド日記 2018-09-21)

 やっぱり英語が嫌いや……。

例えば、〈-ull〉という綴りなんだけど、 〈u〉は「短く」読むときは /ʌ/(現代では[ɐ]に近い発音の方言が多い)が、 本則なのだけど /ʊ/ と発音することがある。 例えば、標準的な発音だと、gull は /ʌ/。 それに対して、pull, bull, full の唇音始まりは /ʊ/ だけど、 mull が裏切って /ʌ/。 これ実は方言ごとに、/ʌ/ になっている割合が違うので、 母語話者は適当でいいけど、 僕たち外国人には、なんとなく標準発音をしろという圧力あるし。

つまり、この /ʊ/ なんだけど、短い [u] が /ʌ/に変化したとき、 残ったもの。 short u を /ʌ/ に取られたので、 他にいい文字がなく、二重字に頼って short oo と言われている。

実際、この〈oo〉自体は /oː/ > /uː/ の変化が本則なのだけど、 なぜか /uː/ > /ʊ/ の変化までしているものがある。 food は /uː/ だけど hood は /ʊ/、 逆に foot は /ʊ/ だけど hoot は /uː/ とか、 どこまで外国人泣かせなんだろう……。

それはともかく、short oo こと /ʊ/ を、 発音記号を使わずにどう説明しているのかと、 USAで出された高校生向け単語帳をみてみたのだが、 発音キューのところにないなあ。

基本的に「難しい」感じの語には出て来ないからなあ。 〈u〉でも〈oo〉でも 母語話者なら普通に知っている単語に出て来るし。

けど、外国人、とくに読み書きメインだと、こういう「易しい」やつが困る。

どっかから、sight words のリストを拾ってきて、なんとかしよう。

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