田中矢徳. 1891. 『高等算術教科書』Vol.3. 東京: 攻玉社.
子母法(Percentage)は両数の比を顕すに奇零小数を以てし、 以て其大数中の小分を算出する法なり、……
子母法に於て、算出すべき小分の原数を母数(Base)と云ひ、 その小分を子数(Percentage)と云ひ、 其子数の母数に於ける比を乗率(Rate Per Cent)と云ふ、……(p.125)
英語との対応関係が、いろいろありそう。
おまけ:
田中矢徳. 1891. 『高等算術教科書』Vol.1. 東京: 攻玉社.
乗法(Multiplication)は同一の数若干を積乗するの法にして、 即ち一種の加法たるなり、仮令ば五に五を加へ、又之に五を加へ、 以て十五を求むるが如し、而して其積乗せんと欲する所の数を 実(Multiplicand)と云ひ、 其積乗する所の数を法(Multiplier)と云ひ、 其積乗して得たる所の数を乗積又は単に積(Product) と云ふ、……(pp.24-25)
傍点をボールドに、カタカナをひらがなに、旧漢字を新漢字に。
なお、攻玉社は数学と洋学の塾から始まり、海軍兵学校への進学実績で知られた。 今でも学校法人として続いている。 なんと、 Webページが今でも shtml! http://www.kogyokusha.ed.jp/index.shtml
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